マギー輝子(てるこ)
日本で幼児教育学科を卒業し、幼稚園教諭2種免許状、保育士、図書館司書の資格を習得する。保育園に勤務の後、アメリカに渡米する。カリフォルニアに24年住んだ後、2006年の夏からワシントン州に移り住む。
2007年より、リンウッドにて、メープル日本語親子教室を開室。日本語を楽しみながら学べるレッスンは、多くの親子に日本語を学ぶことの楽しさと喜びを教えてきた。
4人の子供たちの母でもあり、彼らへの日本語教育の成功又は失敗の経験が、アメリカでの日本語教育への興味を駆立ててきた。
インタビュー
講師の輝子先生にインタビューしてみました。先生ってどんな人かな?
Q: どうして、先生になりたいと思いましたか?
A: 幼い頃から先生になるのが夢だったので,今更「どうして?」と言われると,理由は何なのか覚えていませんね。私が幼稚園の頃、担任の先生が他の生徒を叱っている時に、「私ならそうは叱らないな」と思うような子でした。(いま思えば生意気な幼稚園生ですね。)その頃からずっと幼児教育をしたい気持ちを持ち続けていたので、大学を選ぶ時も迷わず幼児教育学科を選びました。大学でも毎日が好きなことの勉強だったので、まるで遊びにいっているような有意義な学生時代でした。母方は九代続いた先生の家系なので、もしかしたら私の中にも同じ血が流れているかもしれませんね。何かを人に教えるということは、自分でもいつも勉強をしておかないと出来ないことなので、毎日がチャレンジで新鮮な所も、私が先生をしていて良かったなと思う所です。楽しくレッスンに参加してくれるみんなの顔を見ると、またいろいろなアイディアが浮かんできて、それを形にしていく時に喜びを感じます。
Q:メープルで一番大切にしていることはなんですか?
A: 日本語学習が「楽しい」ということです。日本語を学ぶことが「楽しい」から、少し頑張る。頑張ったから、少し楽しくなってくる。この繰り返しで、少しずつ日本語が上達してくれるのだと思います。日常に必要のない日本語を学ぶ子供たちにとっては、「楽しい」が原動力になってくれるはず! ですから、クラスでは、いろんな角度から「楽しい」を追求したレッスンになるように、努力しています。子供達の「え! もうクラスが終わるの〜。」「面白いから、またやりたい。」という言葉が、私へのご褒美ですかね。
Q: 先生が小さい頃は何をして遊びましたか?
A: 私の生まれた所は、映画の”となりのトトロ”に出てくる村とそっくりの村だったので、毎日外でどろんこになって遊びました。小川に行くと魚を捕って、山に行くと木の実や果物を探すような毎日でした。すごい所でしょ!中学の頃は、歌が好きだったので、お友達と放課後は声の良く響く学校の階段で、何時間も歌を歌っていたのを思い出しますね。いま思えば、ちょっと恥ずかしいですが。
Q: 趣味は何ですか?
A: 物を作るのが好きです。教室で使う教材作りも、趣味の一つになっているかもしれませんね。それから、歌を歌うことが好きなのでリンウッドを拠点にしている日系合唱団に所属しています。大きな声で歌うと健康にいいですよ。そして、日本のアイドルグループ「嵐」の大ファン!嵐の曲を聞きながらだと、仕事がはかどります〜